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ものづくり探究教材トライアル実施報告(郁文館グローバル高等学校)

THK株式会社 、株式会社リバネスは、 “課題解決型のものづくり”をキーワードに、学校教員が授業等で活用できる体験型教材「THKものづくり探究教材」を独自に開発し、9月より全国の中学校・高等学校を対象に本教材の無償トライアルが開始いたしました。無償トライアルに参加した学校のからの実施の様子と参加者の声を発信していきます。


学校名
・郁文館グローバル高等学校

実施学年
・高校1年生

授業概要
「協働ゼミ」という本校独自の科目があります。そこで実施をしました。大学のゼミのような活動です。
「新たな価値を創る」という大テーマの元に活動をしています。同じゼミだけでなく、企業や団体とも協働をします。その中で、今まで無かった新しい価値を創ることを大きな目標にしています。今回は、STEMゼミとビジネスゼミの2団体で行いました。STEMゼミは協働の経験があまりないですが、プログラミングなどの技術は持っています。
ビジネスゼミは、協働の経験が豊富ですがプログラミングの知識はありません。そして、ビジネスゼミは、アイデアコンテストに提出するための準備も兼ねていました。

1日2時間を3日ほど行いました。
・1日目 今回のTHKものづくりの目的説明 組み立て、プログラミング 「捨てたくなる」とはどういうことか?ディスカッション
・2日目 1日目の改良 音楽を入れてみるなど、アイデアを実際に実装した
・3日目 1・2日目の改良 最後のまとめを行った。


実験の様子


参加者の声

参加生徒より(抜粋)

・大きい企画に参加することが初めてだったからいい体験でした。

・プログラミングをよくわからなかったのですが、stemゼミの方々が教えてくれて良い経験になりました。気づいたことは、人と手分けをして作業することが大事だと思いました。

・自分達が取り扱った分別ごみ箱は学習するための教材だけれどもこのくらいの大きさでゴミ箱を作るとなればごみを溜める場所が小さすぎるし、分別のために動く機械も大きくて、ゴミ箱自体も大きくなるし場所もたくさん取ると思う。

・ STEMゼミとビジネスゼミで得意な内容が異なっており、自動分別を行うゴミ箱の作成や機能の追加を得意とするSTEMゼミとみんなが捨てたくなるようなゴミ箱のイメージを作成する事が得意なビジネスゼミで分かれていて、互いに違う分野で協力できていてよかった。

担当教員より

良かった点
・生徒が取り組みやすい課題だったこと。
・組み立てからプログラミングの導入がしやすい。
・目に見えてプログラミングの良さ、凄さを実感できる
・チームで行うことで、自分たちの弱点に気づける。協働の良さを知る。
・期間が短いからこそ、短期集中で作業できた。

改善点
・「捨てたくなる」という部分にアドバイスがあればもっと議論が出たのかもしれない。
・何か応用パーツなどがあれば、改良の工夫がしやすかったように思います。
・私が見落としただけかもしれませんが、事前にサイズが分かった方が良かったように思います。改良パーツやイメージがしやすかったはずです。