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ものづくり探究教材トライアル実施報告(昭島市立瑞雲中学校)

THK株式会社 、株式会社リバネスは、 “課題解決型のものづくり”をキーワードに、学校教員が授業等で活用できる体験型教材「THKものづくり探究教材」を独自に開発し、9月より全国の中学校・高等学校を対象に本教材の無償トライアルが開始いたしました。無償トライアルに参加した学校のからの実施の様子と参加者の声を発信していきます。


学校名
・昭島市立瑞雲中学校

実施学年
・中学3年

【授業の実施概要】

◯技術科 計測と制御  実際考えたフローチャートで,モノを動かすということを体験させることを目的としました。また,動かなかった場合は,どのようなことを改善するのかを考えさせました。

◯パソコン部  スクラッチなどのビジュアルプログラムで,ゲームを作成するなどのことを経験しているため,実際にモノを動かす経験をさせました。

課題設定(ゴミ箱を便利にする…など)後,各自がプログラムを考える。その際に,考えたプログラムでうまく作動しなかった場合は,班で話し合う。

実験の様子

参加者の声

スクラッチなどのビジュアルプログラムを使うことが多いため,プログラムを組み動かすといったことは,それなりにできたのではないかと思います。また,チャレンジ&エラーを繰り返す中で,ワークシートなどを工夫することで,思考力や判断力などを養うことができると思います。一方で,組み立てに時間がかかった生徒も見られました。

【担当教員より】

3年生の技術科の授業は隔週での実施になりますので,レンタル期間が約3週間程度であると,助かります。今回は,コロナの規制がだんだんと緩くなる中で,学校行事にともなう緊急の時間割変更などがあり,計画通り行うことができませんでした。そのため,3年生で実施するには少しリスクがある…といった感想をもちました。一方で,2年生の3学期などに,計測と制御の導入教材として利用するには,効果的であると思います。また,パソコン部に教材を紹介したところ,興味をもった生徒が数名,実践してくれました。放課後のクラブ活動にも効果的であると思います。

教材研究の日数も貸出期間に考慮していただけると,授業がしやすくなると思います。また,生徒が操作上困ったこと(プログラムがうまく送れない,モータが動かない…など)をまとめたQ&Aリストなどが充実していると嬉しいです。